部族絨毯・トライバルラグとは、遊牧民や村の人々によって、暮らしの中で織り継がれてきた手織り絨毯です。 ペルシャ絨毯というと、都市工房で織られる高級で端正な絨毯を思い浮かべる方も多いかもしれません。 けれどイラン各地には、土地や部族の伝統を映した、素朴で伸びやかな家庭織りの絨毯も数多くあります。
トライバルラグの魅力は、整いすぎない自然な表情と、一枚ごとの個性にあります。 遊牧生活を思わせる鳥や動物、ユニークな幾何学模様、気まぐれなゆらぎを秘めたこれらの絨毯は、 工房織りのペルシャ絨毯とは少し異なる、力強い魅力でインテリアに趣きを与えてくれます。
部族絨毯・トライバルラグの特徴
部族絨毯は、遊牧民の部族や小さな村の家庭で、昔から織られているペルシャ絨毯です。 多くはその土地や部族の伝承模様が織り継がれ、色使いや文様に独特な表情を持つものも多くあります。
自由に織られる色模様
工房で下絵どおりに織られる絨毯とは異なり、下絵を使わずに織られるものが多く、 伝統に沿ったデザインでも全く同じものは織られません。 左右が少し違っていたり、途中で色や模様が変化するものもしばしば見られ、 自由で大らかな表情も魅力のひとつです。
素朴なだけではない、部族絨毯の奥深さ
部族絨毯というと、素朴でざっくりとした絨毯を思い浮かべる方も多いかもしれません。 けれど実際には、工房織りに負けないほど緻密に織られたものや、 独特の文様が世界的に高く評価されているものもあります。
部族や村で受け継がれてきた文様は、都市工房のデザインにも影響を与えてきました。 長い時間をかけて磨かれてきた部族絨毯・トライバルラグの美意識は、ペルシャ絨毯の発展の歴史の中で深く息づいているのです。
部族絨毯を選ぶときに見るところ
部族絨毯は色柄の他にも素朴なもの、緻密なもの、厚みのあるもの、薄手でやわらかなものなど、色々な性質のものがあります。 価格帯もさまざまですが、全体としては工房織りのペルシャ絨毯より安価なものが多く見られます。 選ぶときには毛並みに艶があり、織り地にしなやかな腰がある、しっかりと織られたものをおすすめします。
クラフトワークでは、日常使いしやすい品質かどうか、実際に暮らしの中で長く楽しめる耐久性を大切にして選んでいます。 一枚ごとの表情を見ながら、お部屋や使い方に合うものをお選びください。
よくあるご質問
部族絨毯とは何ですか?
村や各部族の家庭で織られてきた伝統的な手織り絨毯です。 トライバルラグとも呼ばれ、土地や暮らしを映した素朴で個性豊かな色柄を魅力とします。
トライバルラグとペルシャ絨毯は違いますか?
トライバルラグは、ペルシャ絨毯の中でも部族や村の家庭で織られる絨毯を指す呼び方です。 都市工房の絨毯とは雰囲気が異なりますが、イランで織られる手織り絨毯としてペルシャ絨毯の一種に含まれます。
ギャッベと部族絨毯は何が違いますか?
ギャッベも部族絨毯の一種です。 ただし厚みのある毛足や素朴な文様など、特徴がはっきりしているため、一般には「ギャッベ」として別に呼ばれることが多くなっています。
部族絨毯は普段使いできますか?
はい。もともと暮らしの中で使うために織られてきた絨毯なので、日常使いに向いています。 サイズや厚み、織りの細かさによって使いやすい場所が変わるため、玄関、リビング、ベッドサイドなど用途に合わせて選ぶのがおすすめです。


