手織ラグの店クラフトワーク
ペルシャ絨毯に関して良くいただくご質問をまとめました。(随時更新)
イランで製作される結び目のある手織り絨毯はすべてペルシャ絨毯です。工房で織られる緻密なものから、主に遊牧民によって織られるもの(トライバルラグ、部族絨毯とも呼ばれます)までさまざまな種類があります。→ペルシャ絨毯とは
ペルシャ絨毯には、毛足がシルクのものも、ウールのものもあります。シルクペルシャ絨毯の毛足はとても短く光沢があり、手触りはなめらかで厚みは感じません。 ウールペルシャ絨毯は薄手のものでもボリュームがあり、しっかりとした重みとクッション性があるためより実用に向いています。
はい、ギャッベもペルシャ絨毯の一種です。ユニークな特徴のため、「ギャッベ」と固有名詞で呼ばれるようになりました。同様に「トルクメン絨毯」「ヤラメ」もペルシャ絨毯の一種です。
機械織り絨毯では接着剤が使われるため通気性、耐久性に問題がありましたが、近年では非常に進化して手織りに似た構造のものも増えてきました。
高密度な織りを得意とする反面均一性が求められるため手織りのような手紡ぎ糸は使われず、毛足にはアクリルや植物性の合成繊維などが主に使用されます。
また、手織りペルシャ絨毯の寿命は非常に長く踏んで育てることでより美しくなるのに比べ、機械織りの絨毯は織りあがりの時点が完成形となっています。
※ペルシャ絨毯は手織りに限定されるため、機械織りは厳密にはペルシャ絨毯とは呼べません。
伝統的工法で織られたペルシャ絨毯の寿命は非常に長く、100年でも使うことができます。丈夫な上に長く使うほど趣きが増すために、古いペルシャ絨毯はオールド、アンティークなどと呼ばれて愛好されています。
ペルシャ絨毯は畳の上にも使えます。手織りのため通気性があり、ウールは年中通してさらりとした手触りです。
はい、使えます。さまざまなペルシャ絨毯がありますが、どの絨毯もイランの暑い夏に使われてきました。天然素材でできており通気性もあるため、厚みにかかわらず、湿気をためることもなく気持ちよく過ごせます。
普段のお手入れは掃除機で十分です。→お手入れ方法
ウールのペルシャ絨毯は水雑巾で拭いても大丈夫です。シルク絨毯の場合は色にじみの恐れがありますので水は使えません。乾いた布でそっと拭きとってください。→お手入れ方法
ウールのペルシャ絨毯は水洗いできます。ただし、ギャッベなど家庭で洗えるものもあれば、専門業者でないと難しいものもあります。 さっぱりさせたい場合は薄めた重曹水で拭く方法をお勧めします。ただし、シルク絨毯は水拭きもお控えください。→ペルシャ絨毯のお手入れ方法