ペルシャ更紗の歴史と魅力
ペルシャ更紗とは、イラン南部の古都イスファハーンで古くから作り続けられている手染めの布です。職人によって丁寧に木版染めされる文様は異国情緒に富んで美しく、強い木綿の生地は繰り返しの洗濯にも耐え、日常使いに向いています。
このページではペルシャ更紗について、生まれとその旅路を追いながらお話しします。
インドで生まれたペルシャ更紗
更紗と呼ばれる布は木綿の原産地インドで生まれました。その後ペルシャに渡って独自の発展を遂げたペルシャ更紗は、紀元前2千年ごろから染められ始めていたといわれています。6、7世紀までに非常に美術工芸の栄えたペルシャでは、絨毯、刺繍の技術とともに、染色でも世界をリードしました。
「ガラムカール」の名前の意味
ペルシャ更紗は産地イランの言葉、ペルシャ語で「ガラムカール」といいます。「ガラム」は筆、「カール」は仕事の意味。ペルシャ更紗の模様は以前は全て一つ一つ筆で描かれていたために、この名がつきました。現在のペルシャ更紗は通常いわゆる「木版ブロックプリント」いわれるもので、版木に模様を手で彫刻したものに色を付け、模様を染め付けています。
ペルシャ更紗の模様
ペルシャ更紗の模様はインド更紗と共通するものが多く、技法的にもインド更紗と変わらない為に古いものにはどちらで染められたのか見分けのつかないものもあるほどです。ただインド更紗が幻想的な文様が多いのに比べ、ペルシャ更紗には自然表現が多く、ヨーロッパからの影響も見られるのが特徴です。イスラムやゾロアスター教の影響により糸杉やペイズリー文様も多用され、間に配置される草花は小ぶりでかわいらしいものになっています。
ペルシャ更紗の産地
ペルシャ更紗の産地は、かつて「世界の半分」と称えられ、その文化を誇るイスファハーンです。サファビー朝のシャーアッバース一世が興したペルシャ芸術ルネサンスの中心舞台となったこの古都イスファハーンは美しいタイル芸術で知られるイマーム広場など見所が多く、品質の高い絨毯の産地としても有名です。イスファハーンの工房で昔ながらの手法で作られるペルシャ更紗は、首都テヘランをはじめ各地へ送られるとともに、イスファハーン各所の由緒あるチャイハネ(ティールーム)のテーブルや壁に華をそえています。
ペルシャ更紗のインテリア
イランの家庭ではペルシャ更紗がごく自然にインテリアに取り入れられています。 アンティークな椅子やテーブルの揃うリビングに美しく調和するペルシャ更紗は、日本の和室にも見事に溶け込んでみせ、シルクロードの深い縁を感じさせます。
洗濯機で洗っても大丈夫!
ペルシャ更紗は洗濯機で気軽に洗うことが出来ます。生地には少し厚みがあり、水洗いした後にはたくように伸ばして乾かせばしわも目立たないため手間も少なく、テーブルクロスやランチョンマットとして頻繁に洗いながら清潔に使用できます。
ペルシャ更紗のサイズ一覧
30cm角のミニサイズから、ベッドカバーサイズまで。形は正方形、長方形、円形の3種類あります。用途に合わせてお選びください。
よくある質問
ペルシャ更紗の洗い方は?
ネットに入れて、洗濯機で洗ってください。つけ置き、お湯洗いは避けてください。
色落ちしませんか?
ペルシャ更紗はあまり色落ちしないのが特徴です。繰り返し洗濯しても模様が褪せづらく、長く使うことができます。
敷物として使えますか?
敷物にはあまり向きません。布としては比較的厚みがありますが、重みや張りはありません。テーブルクロスや ソファーカバーなどにより向いています。


