家庭織りギャッベ&キリム クラフトワーク 
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*  ファイン・ギャッベ絨毯 「左利きのわたしへ」 *

繊細な目で織り出されるモチーフの輪郭はどこかおぼろで、ちらちらと揺れる色むらや点描に花は揺らめき少女はかすみ、憧れの象徴の窓は躍るように積まれて美しくも不思議なバランスを披露しています。
毛足は一本ずつのまとまりを半ば残し、半ばほぐしてよく詰められ、密集してほっこりとした毛並みをたたえています。1平方センチあたり16目ほどのペースで織り詰められた糸は充実した厚みを支え、集合して腰のある弾力を生んでいます。表面に指を立てるとくにゅりとへこんですぐ戻り、手のひらで押してみると張りのある手ごたえに迎えられます。
左右の端はベージュと薄茶の糸で縞々にかがられ、四つ端にはカラフルなボンボンが飾られています。上下の端は平織部分を表側に畳んで毛足の際で縫い止め、左右2辺の裏面には人工皮の帯が取り付けられています。
ソファーの前をはじめ、テーブルセットや勉強机の足元などにも。モノトーンに入り交ざる染め糸の彩りもまた面白い、夢を写したようなファイン・ギャッベ絨毯です。

ふわりと明るい羊毛のベージュに一面に浮かぶ色むらの縞。染めていない自然な毛色の茶や栗色の繊維は淡い斑点やすじ模様を描き、ときに集まり、ときに散りながらやわらかなグレーを漂わせています。静かな霧模様の内側にはやはり流れるような茶やこげ茶の糸色が、無数の方形や市松、窓や広場を、夢の町のように不思議な秩序で重ね合わせています。
この幻想的な光景はよく見ると、鏡のような左右対称に描かれています。方形の糸色をはじめ、ヤギや女の子、ときには色むらの濃淡に至るまで細やかに写された文様は、裾近くに見られる小さな変化が織り手の心の動きを物語っています。
下から上へと織り進めるギャッベの模様の初めは角を似せ、垂線の部分で少し迷いながらもほぼ対称に織り進め、次第にその面白味に囚われてヤギの向きを鏡のように揃え、合わせ鏡に心を決めると今度はうっかりか遊び心か、間違い探しのような小さな相違がちらりと混ざってゆきます。

品番  cg17015
品名  ギャッベ絨毯(ファイン)
サイズ  約178×117cm 厚さ1.5cm強
素材  ウール、たて糸コットン  
原産国  イラン・カシュガイ族
価格  SOLD
送料    無料




■ファイン・ギャッベについて

細かなモチーフに、つやの良いなめらかな毛並み。ふかふかとした厚みが身上の通常のギャッベに比べ、見た目も質感も繊細なこの種のギャッベは、いわゆる「ファイン・ギャッベ(リーズバフ)」と呼ばれるものです。
ファイン・ギャッベには細く上質なウールが使用され、織りの密度は通常のギャッベの4〜5倍以上と細かく、ペルシャ絨毯に近いものです。通常のギャッベでは1つの織り目に2本の糸を織り込むのに対し、1つの目に対し1本の糸を縛るためより細かな仕上がりとなり、手間もかかるため仕入価格も3倍程度となっています。日本では販売会社によって名前のつけられたものをよく見かけますが、現地の仕入の時点では単に「細かい織り(リーズバフ)」と呼ばれます。
毛の一本一本が目立たない均一な表面はするりとなめらかで、細かなモチーフがきれいに浮かび上がります。モチーフの輪郭を美しく出すために多くは薄めに刈り込まれますが、毛足が密なので歩くとやわらかな弾力があり、軽やかな見た目からは思いがけないほど重く、床に吸い付くように収まります。全体の質感はしなやかで、薄手のものはくにゃりと折りたためるほどです。薄いものはもとより厚手のタイプでも遊び毛は非常に少なく、使い始めからほとんど気になりません。ギャッベの豊かな色彩と自由なモチーフ、ペルシャ絨毯の繊細さと上質さという、両方の特徴を併せ持った絨毯です。




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■販売者/(有)クラフトワーク   ホームページ店: 0565-54-9019   実店舗(名古屋市): 052-763-2656

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