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*  ギャッベ絨毯 (ファイン) *
ファイン・ギャッベ絨毯(ギャベ) cg11783細かなデザインを含む場合にはとりわけ輪郭をはっきりと切り出すために毛足を短く刈り込むことが多いのですが、このギャッベの場合は点描や植物をシャープに見せることよりもたっぷりとした糸のボリュームが優先され、長く刈り込まれた毛足がそれぞれのまとまりを残してふっかりと立ち上がっています。床から表面まで2cmを超える厚みは毛並みを押すとふっこりと軽く沈み、毛足に指を差し込むと第一関節が隠れそうな深さがあります。足をのせるとほっこりとやわらかに押し沈み、座っても歩いても床の硬さは感じません。普通のギャッベにしてはモチーフの点の密度が濃く、糸がほぐれた部分がそこここでなめらかな毛並みを見せているのに気がつきますが、裏面の織り目の細かさに、1平方cm辺り16目程度のペースで織られたファイン・ギャッベであることが分かります。
左右の端は赤と藍の糸で縞々にかがられ、四つ端にはカラフルなボンボンが取り付けられています。左右の辺の裏面には人工皮の帯が縫い付けられ、織り地の保護とちょっとした滑り止めの役割を担っています。
ソファーの前やベッド脇のアクセントラグなどに。モダンアートのように鮮やかに空間を彩る、やわらかなギャッベ絨毯です。

無数の点や線で描かれた幾つもの方形が浮かべる新鮮な色彩に輪郭。白に黄、水色から藍までの青の濃淡の細かな糸色を網のように重ねながら、視界にはなお鮮やかに、明々とした赤の輝きが広がります。
しっとりと染まった赤糸はそこここに染めむらの淡い色彩を混ぜ込み、ほんのりと明るい色むらを浮かべながらもあくまではっきりと、ピンクよりも朱やオレンジにより近い濃く艶やかな赤さをたたえています。
気まぐれに長さを分けたかのようなモチーフの方形は少し離れてみるとほぼ等間隔の赤い道筋を浮かべあげ、上下の端には緑の木立が並び、迷い込んだような一匹の白いヤギがぽっつりと織り込まれています。
ファイン・ギャッベとしてはめずらしいほど分厚く仕上げられたもので、モチーフの細かさ以外には見た目の印象も毛足の風合いも、ほこほこと厚みのある普通のギャッベとほとんど変わりません。

品番  cg11783
品名  ファイン・ギャッベ絨毯
サイズ  約200×119cm  厚さ 2.5cm弱
 (フサは含みません)
素材  ウール  
原産国  イラン・カシュガイ族
価格  SOLD
送料  無料




■ファイン・ギャッベについて

細かなモチーフに、つやの良いなめらかな毛並み。ふかふかとした厚みが身上の通常のギャッベに比べ、見た目も質感も繊細なこの種のギャッベは、いわゆる「ファイン・ギャッベ(リーズバフ)」と呼ばれるものです。
ファイン・ギャッベには細く上質なウールが使用され、織りの密度は通常のギャッベの4〜5倍以上と細かく、ペルシャ絨毯に近いものです。通常のギャッベでは1つの織り目に2本の糸を織り込むのに対し、1つの目に対し1本の糸を縛るためより細かな仕上がりとなり、手間もかかるため仕入価格も3倍程度となっています。日本では販売会社によって名前のつけられたものをよく見かけますが、現地の仕入の時点では単に「細かい織り(リーズバフ)」と呼ばれます。
毛の一本一本が目立たない均一な表面はするりとなめらかで、細かなモチーフがきれいに浮かび上がります。モチーフの輪郭を美しく出すために多くは薄めに刈り込まれますが、毛足が密なので歩くとやわらかな弾力があり、軽やかな見た目からは思いがけないほど重く、床に吸い付くように収まります。全体の質感はしなやかで、薄手のものはくにゃりと折りたためるほどです。薄いものはもとより厚手のタイプでも遊び毛は非常に少なく、使い始めからほとんど気になりません。ギャッベの豊かな色彩と自由なモチーフ、ペルシャ絨毯の繊細さと上質さという、両方の特徴を併せ持った絨毯です。
 



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■販売者/(有)クラフトワーク  ホームページ店: 0565-54-9019  実店舗(名古屋市): 052-763-2656

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