やわらかなあずき色に大きな縞模様がやさしい、イラン東北部・アゼルバイジャン地方のメシキンという町で織られたオールドキリムです。当初は長さ3メートルほどの大きなキリムだったのですが、状態の良い上の部分のみが切って残され、そのため縦よりも横幅のほうが長くなっています。
織り目は非常にきれいで、細い糸で丁寧に仕上げられています。ぺらりと薄手のキリムですが手触りはしっかりとしており、敷物として床に十分落ち着きます。
所々横糸が小さく擦り切れているところがあり、遠目にはわからないのですが一箇所、露出した縦糸をペンのようなものでピンクに塗って目立たなくした跡があります。（写真左：左端の白い縞の右側中央あたり/写真下・最下段）

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