〜家庭織りギャッベとキリムの店〜 |
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* ペルシャ絨毯 サルーグ産 (オールド) * | ||||||||||||||
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1960年代に織られたこのサルーグ絨毯は、やわらかに馴染んだ毛並みや水洗いの痕跡、傷みも特に見られない状態から大切に使われていた様子が伺われます。仕入れてから業者の洗浄作業を経て左右2辺の裏面には人口皮の帯を取り付けましたが、ほかは当初のままの形を保っています。 縦糸には細いコットン糸が使用され、1平方cmあたり約16目のペースできっちりと毛足が詰められ、細かなモチーフを正確に描き出しています。密集して立ち上がった毛足は程よい厚みにボリュームと弾力を与え、表面を指で押すとくにゅりと沈んでまたすぐ持ち上がり、足を乗せるとしっとりと充実したクッションに支えられます。床から表面までは1cm半を少し超えるほどですが、詰んだ毛の重みとどっしりと落ち着いた質感にもっと厚みがあるように感じます。全体の形は素朴な曲線を含み、右辺(約159cm)は左辺(約152cm)より長くなっています。 幾度かの水洗いにより羊毛の自然なベージュ糸を使用した枠模様やメダリオンはうっすらとピンクに染まり、光の加減で艶めく濃い赤にもさらりとなめらかなオレンジにも変化するボテミリの朱とともに、じんわりとした輝きを放っているようです。 リビングや寝室の部分ラグとしてはもちろん、大きな玄関マットとしても。冴えた彩りが美しく揺らめく、魅惑的なサルーグ絨毯です。 |
イラン西部、アラークの町の近くの小さな田舎町・サル―グで織られる絨毯はその独特の色彩と美しさに世界的な定評を得ています。「ヨーグルトの赤」と呼ばれるサル―グの赤は特殊な染色方法により柔らかな銅色を発し、併せて栗色、ベージュ、ブルーなど主に淡い色彩が好んで使われます。色デザインに並んで、ウールの良さと織りの強靭さもまたサル―グの名を不動にするもので、「サル―グ絨毯は使うほどに艶めき、ビロードの美しさを手に入れる」と言われています。
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