深みのある茶色の地に太陽を表すぎざぎざモチーフが何とも美しい、イラン北東部の町・グーチャンのソフレ（食卓として使うキリム）です。
約60年前に織られたもので、一見しても非常によく使い込まれていることが分かります。色むらの一部のようになっていますが薄い茶色部分にはところどころ汚れ（洗っても落ちないしみ）が残り、また横糸が擦れて縦糸が見えたり、薄くなっている部分があちこちにあります（写真下/左列1番目、写真下/右列最下部など）。キリム左右の両端は、新しい糸でまつって直してあります。表面の手触りは比較的滑らかで、小さく畳めるほどぺらりと薄手に出来ています。

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