朗らかな明るさを広げる自然なクリーム色に、僅かなトーンの違いがほんのりと淡いグラデーション模様を描き出しています。周りを囲むヤギのモチーフはカラフルな色の結晶のようで、一匹一匹それぞれに趣向を凝らした配色につい目を奪われます。
全体の輪郭には素朴さが残り、お腹が出たようにちょっとすそ広がりのため、横幅は上の端で約103cm、下の方の最大部で約107cmとなっています。上と下のヤギの列はそれぞれ同数なのですが、上の方が幅が狭いためちょっぴり窮屈になり、さらに右型上がりに斜めに並んで何とも言えない愛嬌をこぼしています。
毛足はふっかりとやわらかで、たっぷりとしたボリュームを立ち上げています。表面を指で押すと密に詰まった毛足が弾力をもってやんわりと沈み、歩くと気持ちのいいクッションを感じます。