* ギャッベ絨毯 「空気のメヌエット」 *
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オリジナルのまま補正されていない輪郭には手書きの線のような丸みがあり、右辺は少し外側に膨らんでいます。左右の端は紺と薄黄の糸で、ギースバフ(三つ編み)と呼ばれる技法でかがられています。 光の加減によって昼は赤々と明るく、夜は深みのある落ち着いた表情を見せる、魅力的なギャッベ絨毯です |
しっとりとした赤の濃淡の中を泡のように立ち上っていく植物や方形模様。底の方では深い紺に縁取られてくっきりと輪郭を現すモチーフは次のフェーズでふわりとその殻を脱ぎ、自由な葉を泳ぐようにゆらめかせています。淡い染めむらの混ざる赤は時に凝り、ときに色を緩めて明るさを抱き込み、ゆるやかな色むらの曲線模様を描いています。
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