左右の端は「ギースバフ(三つ編み)」と呼ばれる技法で黄、白、青の糸でかがられています。「ギースバフ」は通常の方法よりもほつれにくく、また見た目も美しいためにカシュガイ族が好んで時折用いる方法ですが、通常は1色または2色の糸が使用され、3色のものはあまり見かけません。上半分は黄色、下半分は青が顔を出す脇色は、織り地の右端にぼつぼつと等間隔に現れる控え目な赤と青の点々とともに、シンプルなギャッベの細部にユニークな遊び心を加えています。 |
黄色みを帯びたクリーム色にまろやかに流れる色むら。角度によって薄茶や栗色、また刈り込みの淡い横線が筋模様となって顔を出す地色に浮かぶ線の細い赤と青の動物モチーフは、右、左、右と動きのある配置で織り込まれ、砂漠の大地を旅するように奥行きと時間を感じさせます。
先のよくほぐれた糸はふさりと下方向に流れ、撫でるとするりとなめらかです。重なり合う毛足は指で押すと空気を含んだようにかすかな音をたてて沈んで戻り、細かく柔らかな繊維が繊細で気持ちのいい肌ざわりです。床からパイルの先まで2p程度はあるのですがそれほど厚みは感じず、見た目も使い心地もさっぱりとしています。
品番 |
cg4024 |
品名 |
ギャッベ絨毯 |
サイズ |
142×103cm 厚さ 約2cm
(フサは含みません) |
素材 |
ウール100% |
原産国 |
イラン・カシュガイ族 |
価格 |
SOLD |
送料 |
無料 |
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