深さと明るさ、寒と暖が重なる和音のような縞に、花とも星ともつかない点がちらちらと瞬いています。ベージュから藍まで2度繰り返される色の連なりは、それぞれに浮かぶ色むら模様と一定の秩序を保ちながらも色彩の変化を見せる小花の点により、どこか異なる表情をたたえています。 斜め上を向いて詰まった毛足は一本ずつのまとまりを残しながらもよく馴染みあい、色の切り替わりを滑らかに打ち出しています。上から下に向かってすいと薄くなるギャッベの特徴の現れた刈り込みは厚い部分では2cm以上あり、指で押すとふこりと沈みますが手のひらをあてるとしっかりとした手ごたえを感じます。
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