部族絨毯・オールド/カシュガイ族　cb6194　/家庭織りギャッベ＆キリムクラフトワーク

　
～西アジアの布と織物　クラフトワーク～　

*　部族絨毯/カシュガイ族　（オールド）　*

精密に組まれたように見えるモチーフは良く見ると中心を少しはずし、手描きのような柔らかさを見せる線も左右対称になりきらないモチーフも、自然の中で織りあげられた絨毯の自由でゆったりとした心を伝えるようです。
織り目はギャッベ絨毯と同じ程度に大きく、地の平織りは柔らかくざっくりとしています。表面の毛足は5ミリ程度と短く刈られ、使い込まれてよくほぐれ、下方向になめらかに流れています。遊び毛はまったく気になりません。表面を撫でると毛足の柔らかな手触りを感じますが、全体の厚みは1cmに満たないため座ったり歩いたりした際にはクッション性は感じません。持ち上げてみると厚みから想像するよりもはるかに重いのですが、全体の質感が柔らかいため布団のように畳んで仕舞うことが出来ます。
メダリオンの白い部分にうっすらと茶色の汚れが見られ（部分写真最下段）、フサ（縦糸）はほぐれて柔らかくなっていますが、他には特に傷みや補修跡などは見られません。
リビングはもちろん、薄いのでダイニングセットなど家具の下にも合わせやすく、また足ざわりが柔らかです。静かで力強い自然の生命力を感じる美しいオールド絨毯です。

カシュガイ族とは、イラン西南部のファルス地方で現在も年に2度の大移動を繰り返しながら生活を営むトルコ系の遊牧民族です。色彩感覚に優れ、アートのような色モチーフを特徴とする分厚く毛足の長い「ギャッベ絨毯」、平織りのカラフルなキリムで名を知られています。カシュガイ族の部族絨毯はギャッベ絨毯よりもさらに良いウールが使用され、染めも良く、モチーフが美しいことからカシュガイ絨毯と呼ばれて高い評価を得ています。

フィールドの上の端をつきぬけんばかりに長く伸びやかに織りこまれた「生命の木」。中央のひときわ太く贅沢な一本に重なるように浮かぶメダリオンはその内や外に小さな花をちらちらと纏い、木々の豊かな養分に育てられた高貴な花のようです。
1950年から1960年代頃に織られたという、カシュガイ族のオールド絨毯です。茶の濃淡にえんじ、オレンジにブルーグレーという数を抑えた色彩はそれぞれに洗われたようにふわりと褪せ、ほのかな抑揚と燻したような深い味わいを広げています。

品番	cb6194
品名	部族絨毯（オールド）
サイズ	約244×157cm （フサは含みません）
素材	ウール100％
原産国	イラン・カシュガイ族
価格	【初登場特別価格】　￥99,000(税込)
送料	無料

SOLD

*商品カテゴリ*

ギャッベ絨毯 * キリム * ペルシャ更紗

販売者：(有)クラフトワーク
愛知県豊田市中町中郷８５番地
ＴＥＬ　0565-54-9019
販売責任者：　安藤桂子