ペルシャ絨毯　イスファハン産　一畳サイズ

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*　ペルシャ絨毯　（オールド）　　*

大小の花をしなやかにあしらう藍とベージュの枠模様の内側はなめらかな水色とからし色で埋められ、ほの明るく落ち着いたそのコントラストは生き生きと茂り、立体的に重なり合う幾種もの植物と鳥たちの息吹で満たされています。くるりと輪を描く細い蔓から萌え出る花や葉はときに様式化され、ときに装飾を施されながらも写実的なみずみずしさを放ち、ただその色彩は青やえんじの濃淡に置き換えられて洗練された響きを誇っています。
植物の輪郭と見まごうように織り込まれた鳥たちは何とも自然で愛らしく、気持ちよさげに羽繕いをし、また興味深げに首を伸ばす様子は楽園から今にもちょこんと飛び出してきそうです。
１平方センチあたり約36目の精密な目運びで織り込まれた毛足は細く腰のある束をほっこりと馴染ませてなめらかな毛並みをたたえています。密集して立ち上がった毛足はさっぱりと薄手に刈り込まれながらもやんわりとした弾力を有し、しなやかな織り地に詰んだボリュームを与えています。表面に指を立てるとしっとりと押し沈み、足を乗せるとほんのりとしたクッションに迎えられます。
主に端部分に織り込まれたミントグリーンのさらりと褪めた糸色のほかには色彩に大きな変化は見られず、大切に扱われていたらしく傷みや汚れもない良い状態が保たれています。仕入れ後には業者による2度の水洗いを経て、左右2辺の裏面には人口皮の帯を取り付けました。
ソファーやテーブルの足元をはじめ、和室の畳に敷き込んでも。あか抜けた色使いで花も鳥も美しいデザインに閉じ込める、イスファハンの優美なペルシャ絨毯です。

青とからし色が絡み合う清涼な花々の園。藍色の花房を並べるメダリオンの周りでくるくると蔓を巻き葉を茂らす青い花々の間には、8羽の白い鳥が伸びやかにくつろいでいます。
かつて「世界の半分」とうたわれたペルシャの古都、イスファハンを産地とするオールド絨毯です。
アッバース一世によって花開いた首都イスファハンでペルシャ絨毯は芸術の域に極められ、その完成された美しい様式はイラン各地に広がりました。時代の波に揉まれながらもイスファハンの絨毯は現在も、永遠を表すエスリム（唐草）模様、シャー・アッバースの花模様、樹木と動物の模様など、サファビー朝の栄華を脈々と織り継いでいます。
1990年代に織られたこの絨毯もまた、メダリオンに雲形のコーナー、エスリムにシャー・アッバースの花（様式化された花の断面図）と、完成度の高いデザインを濃淡の青にからし色、ベージュに赤茶という上品な色合わせで織りなしています。
　

品番	cb18740
品名	ペルシャ絨毯　（オールド）
サイズ	約165×108cm　厚さ　約1㎝　（フサは含みません）
素材	ウール　たて糸コットン
原産国	イラン・イスファハン産
価格	SOLD

■販売者/(有)クラフトワーク　　ホームページ店：　0565-54-9019　　実店舗（名古屋市）：　052-763-2656