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*  ペルシャ絨毯(オールド)  *

ペルシャ絨毯 cb15952広い余白に際立つメダリオンはピンクと藍を基調に華やかで、ぎざぎざとしたひし形から鳥の羽を模した先端までがすらりと上下に伸び、くっきりと細い藍色の輪郭でデリケートに描き出されています。その内部は赤い大きな花を中心に様式化された花々と香り立つような写実的なつぼみを組み合わせ、赤からベビーピンクまでの濃淡、ほんのりと褪せた藍のグラデーションがみずみずしい艶めきを放っています。
フィールドのきわまで細い枠を幾重にも重ねた枠模様は、ころんと丸いペイズリーの花が愛らしく、白地に赤の文様をちらちらと無数に並べています。
コットンのたて糸に比較的ざっくりと織り込まれた毛足は長い間に踏み込まれてよくほぐれつつ、重なり合った奥行きはしっとりと程よく押し沈められています。ほっこりとやわらかな毛並みは撫でるとするりと手のひらを流れ、すべるような手触りを楽しめます。織り地も全体にしなやかさを増し、端をつかんで持ち上げてみるとすっきりとした厚みからは少し意外な毛足の重みと、ほってりとした地の柔らかみが伝わります。
全体に傷みや汚れ、補修跡などは見られず、よい状態を保っています。色彩のみは赤と藍がまろやかに和らいでいますが、よく見ると白い部分もほとんどが本来淡い紫であったことが見て取れ、当初の鮮やかな色彩が思われます。
ソファーの足元にはもちろん、テーブルや座卓の下などにも。キリムの素朴さを思わせる独特なデザインと絨毯の重厚さ、華やかさを併せ持つ、クルド族のオールドペルシャ絨毯です。

連続模様を細やかに連ねた赤白の枠に、写実的な花やつぼみが愛らしく咲く四つ角のコーナー。華麗な枠模様に囲まれたフィールドは一転広く静かな空間をたたえ、メダリオンと一連の装飾が、王笏のように荘厳に浮かんでいます。
イラン西部、ケルマンシャー州の小さな村、コリヤイで1960年代に織られて使われていたマハリ織り絨毯です。鷲の巣という名の高い山の麓に位置するこの村にはその昔「サファヴィーの鷲」と自らを呼び、その地を支配したクルド人が住んでいます。
マハリとはペルシャ語で辺境や自然を意味し、マハリ織り絨毯とは、下絵を元に正確に織り上げられる工房織りのペルシャ絨毯に対し、その土地土地で部族の伝承を残しながら下絵なく自由に織られる家庭織りのペルシャ絨毯を差します。
隙間を埋めつくすデザインが典型的なペルシャ絨毯の中で、この絨毯では色彩のみをなめらかに湛えた空間が目を惹きます。胡桃色と呼ぶにはかすかに渋い黒みを含むやわらかな茶は、羊毛繊維のほのかな濃淡の色むらに毛足の流れの陰影を重ね、ふわりとした揺らめきと透明感を含んでいます。

品番  cb15952
品名  ペルシャ絨毯(オールド)
サイズ  約205×129cm 厚さ 1p弱
 (フサは含みません) 
素材  ウール、たて糸コットン 
原産国  イラン・コリヤイ産
価格  SOLD
ペルシャ絨毯 cb15952

ペルシャ絨毯 cb15952


■販売者/(有)クラフトワーク   ホームページ店: 0565-54-9019   実店舗(名古屋市): 052-763-2656

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