家族のためだけに織られた原始のギャッベ。色もなく、分厚く刈り込みもされないギャッベは羊の背にのるようにモコモコであたたかです。

いちめんに流れる自然な色むらに、ちょっぴりお腹の膨らんだコロンとした輪郭。なんともやわらかなそうな表情に手を触れてみるとしっかりと詰まった毛足がふかりと指を押し返し、持ち上げてみるとずしりと重いのに驚きます。
染めていない羊の毛色のままの毛足は長くふっかりとやわらかで、一本一本の巻きを良く残して斜め上を向いて詰まっています。長い毛足は指を差し込むと第一関節まで隠れ、手のひらで押すとしっかりとした弾力を感じさせます。ソファーの前やベッド脇などに敷き込んで、大きな座布団のようにくつろぎたくなる一枚です。

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