家庭織りギャッベ&キリム クラフトワーク 
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*  ファイン・ギャッベ絨毯 「パクス ハルモニア」 *

毛足は一本ずつのまとまりをよく残し、立ち上がってほっこりとやわらかな毛並みをたたえています。1平方センチあたり12目を少し超えるペースでよく詰められた糸は重なり合いながら上を向き、しっかりとしたボリュームを支えています。表面に指を立てるとふこりと沈んですぐ戻り、手のひらで押してみるとやんわりと腰のある手ごたえで迎えます。
左右の端はベージュとからし色の糸で縞々にかがられ、四つ端にはカラフルなボンボンが飾られています。上下の端は平織部分を表側に畳んで毛足の際ですっきりと縫い止め、左右2辺の裏面には人工皮の帯が取り付けられています。
玄関マットをはじめ、机の足元やベッド脇のあたたかな飾りラグなどに。織り手の妙技に心がときめく、鮮やかな出来栄えのファイン・ギャッベ絨毯です。

垂直と平行のきっちりとした境界を埋める、濃く艶めく色彩。鳥の眺める大地としても、心を占める景色としても、整然としたリズムに造形美が際立つ色と形はよく見ると、精巧な点対称の姿を広げています。
しっとりと濃い空色に上品な茄子の紫、穏やかに明るい黄や赤は、その色彩の濃淡と方形の大小を巧みに組み合わせ、カノンのような心地のいいバランスを感じさせます。ヤギや木立とともに輪を描き、列を並べるとりどりの小花模様は背景色に細やかに冴え、遠目に眺める灯りのようにちらちらと煌めいています。
中央の上下に重なる紫の方形を中心に、それぞれの対角線上には同じ文様、同じ配色が繰り返されています。微細な部分を正確に写すと思えば大小を僅かずつ変え、間違い探しのように組まれた配色の小さな入れ替えが、精巧な構想にも変化を与えずにはいられないギャッベの本質を伝えるようです。

品番  cg16309
品名  ギャッベ絨毯(ファイン)
サイズ  約122×82cm 厚さ 約1.5p
素材  ウール
原産国  イラン・カシュガイ族
価格  ¥81,000(税込)


人口皮の帯
側面裏側には人工皮の帯をつけました。
(上の裏面写真は 販売商品とは別のギャッベです。)
         


■ファイン・ギャッベについて

細かなモチーフに、つやの良いなめらかな毛並み。ふかふかとした厚みが身上の通常のギャッベに比べ、見た目も質感も繊細なこの種のギャッベは、いわゆる「ファイン・ギャッベ(リーズバフ)」と呼ばれるものです。
ファイン・ギャッベには細く上質なウールが使用され、織りの密度は通常のギャッベの4〜5倍以上と細かく、ペルシャ絨毯に近いものです。通常のギャッベでは1つの織り目に2本の糸を織り込むのに対し、1つの目に対し1本の糸を縛るためより細かな仕上がりとなり、手間もかかるため仕入価格も3倍程度となっています。日本では販売会社によって名前のつけられたものをよく見かけますが、現地の仕入の時点では単に「細かい織り(リーズバフ)」と呼ばれます。
毛の一本一本が目立たない均一な表面はするりとなめらかで、細かなモチーフがきれいに浮かび上がります。モチーフの輪郭を美しく出すために多くは薄めに刈り込まれますが、毛足が密なので歩くとやわらかな弾力があり、軽やかな見た目からは思いがけないほど重く、床に吸い付くように収まります。全体の質感はしなやかで、薄手のものはくにゃりと折りたためるほどです。薄いものはもとより厚手のタイプでも遊び毛は非常に少なく、使い始めからほとんど気になりません。ギャッベの豊かな色彩と自由なモチーフ、ペルシャ絨毯の繊細さと上質さという、両方の特徴を併せ持った絨毯です。
 



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■販売者/(有)クラフトワーク   ホームページ店: 0565-54-9019   実店舗(名古屋市): 052-763-2656

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