家庭織りギャッベ&キリム クラフトワーク 
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*  ギャッベ絨毯 (ファイン) *
ファイン・ギャッベ絨毯(ギャベ) cg11155
毛足は短めにすっきりと刈り込まれていますが、密に詰まった糸がしっかりとしたボリュームを持ち上げています。ふかふかと指先を埋めるほどの毛の厚みはありませんが、表面を指で押すとぴんと上を向いた毛足が腰のある弾力で返し、歩くと程よいクッションを感じます。端をつかんで持ち上げてみるとずしりと詰んだ糸の重みと、てろりとしなやかな質感が腕に伝わってきます。
上下の端は平織り部分を裏側に畳んで縫い止めてあり、左右の端はギースバフ(三つ編み)という技法を用いて毛足と同色にすっきりとかがられています。四辺すべての裏側には人工皮の帯が縫い付けられ、しなやかな織り地の補強と滑り止めの役割を果たしています。四つ角にはこげ茶を基調としたボンボンが付けられ、シンプルなデザインによく調和しています。
座って過ごすリビングにも、踏んで歩くダイニングの床にも。モチーフがないために素材そのものの美しさがより際立つ、品質の良いギャッベ絨毯です。

ふわりと黄色みを含んだまろやかなクリーム色に、細やかな横すじを描く淡い色むら。日差しを受けると艶やかな毛並みが照り返し、四辺の輪郭がほの白く浮かび上がります。
染めていない自然な羊毛色の糸で織りあげられたこのギャッベは、ファイン・ギャッベとしては珍しくモチーフも地模様も織り込まれていません。光の加減で明るいベージュにもクリーム色にも見える毛色には茶やココア色、グレーの繊維が淡く入り混じり、上半分では凪いだ海のように静かに短いすじが漂い、中央では集まってうっすらとした帯を横たえ、裾近くではほんのりと濃淡が交代するほどに細い色むらの線が密に重ねられています。
織り目は細かく、1平方cm辺り約20目のペースで緻密に整然と織りあげられています。細い毛足はふさりと先をほぐしながらも一本ずつのまとまりが残り、滑らかな毛並みと色むら模様に細かな糸の陰影が重なり、繊細な表情をたたえています。

品番  cg11155
品名  ファイン・ギャッベ絨毯
サイズ  約202×158cm  厚さ 約1.5cm
素材  ウール100%  
原産国  イラン・カシュガイ族
価格  SOLD
送料  無料
ファイン・ギャッベ絨毯(ギャベ) cg11155

ファイン・ギャッベ絨毯(ギャベ) cg11155
 

■ファイン・ギャッベについて

細かなモチーフに、つやの良いなめらかな毛並み。ふかふかとした厚みが身上の通常のギャッベに比べ、見た目も質感も繊細なこの種のギャッベは、いわゆる「ファイン・ギャッベ(リーズバフ)」と呼ばれるものです。
ファイン・ギャッベには細く上質なウールが使用され、織りの密度は通常のギャッベの4〜5倍以上と細かく、ペルシャ絨毯に近いものです。通常のギャッベでは1つの織り目に2本の糸を織り込むのに対し、1つの目に対し1本の糸を縛るためより細かな仕上がりとなり、手間もかかるため仕入価格も3倍程度となっています。日本では販売会社によって名前のつけられたものをよく見かけますが、現地の仕入の時点では単に「細かい織り(リーズバフ)」と呼ばれます。
毛の一本一本が目立たない均一な表面はするりとなめらかで、細かなモチーフがきれいに浮かび上がります。モチーフの輪郭を美しく出すために多くは薄めに刈り込まれますが、毛足が密なので歩くとやわらかな弾力があり、軽やかな見た目からは思いがけないほど重く、床に吸い付くように収まります。全体の質感はしなやかで、薄手のものはくにゃりと折りたためるほどです。薄いものはもとより厚手のタイプでも遊び毛は非常に少なく、使い始めからほとんど気になりません。ギャッベの豊かな色彩と自由なモチーフ、ペルシャ絨毯の繊細さと上質さという、両方の特徴を併せ持った絨毯です。



■販売者/(有)クラフトワーク  ホームページ店: 0565-54-9019  実店舗(名古屋市): 052-763-2656