* ギャッベ絨毯 (ファイン) *
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中細の毛足はふかりと先がほどけ、ぴんと伸びて重なり合いながらしっかりとしたボリュームを持ち上げています。表面を指で押すとふこりと少しへこんでまた立ち上がり、撫でるとほっこりとした毛並みの手ごたえを感じます。モチーフの輪郭をきれいに表すために毛足はすっきりと短めに刈り込まれ、ふかふかと沈むような厚みはありませんが、堅牢な地織りに腰のある毛の質感が十分なクッションを感じさせます。 左右の辺は赤とベージュの糸で縞々にかがられ、四つ端にはボンボンが取り付けられています。両辺の裏側には人工皮の帯が縫い止められ、補強とちょっとした滑り止めの役割を担っています。 ソファーや本棚に合わせたり、畳み代わりにただ敷き流しても。20世紀初頭のヨーロッパ美術を思わせる、アート作品のようなギャッベ絨毯です。 |
すらりと細長い輪郭をチェス状に区切り、それぞれに小さな世界をはめ込んだ方形モチーフ。方形をさらに細かな方形に分けるもの、枠の上下いっぱいに枝葉を伸ばす植物、セルに浮かぶ小花に静かな線を引く光の軌跡。
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細かなモチーフに、つやの良いなめらかな毛並み。ふかふかとした厚みが身上の通常のギャッベに比べ、見た目も質感も繊細なこの種のギャッベは、いわゆる「ファイン・ギャッベ(リーズバフ)」と呼ばれるものです。 |