家庭織りギャッベ&キリム クラフトワーク 
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*  ペルシャ絨毯 (オールド)  *


植物を組み合わせた5つの小さなメダリオンを核とした文様はぎざぎざと揺れる繊細な境界線で内と外に分けられ、そのどちらも入り組んで細やかな、ユニークな形の花や植物、キリムを思わせる象徴模様で埋められています。
中央のメダリオンに向かって上下から伸びる直線的な花の木をはじめ内側のモチーフの多くは濃くくっきりとした輪郭線に縁どられ、内部の明るい色彩を艶やかにきらめかせています。
一方周囲の背景色はほの渋い青紫がさらりと褪めてけぶるようなグレーをたたえ、茶の輪郭で囲まれた淡い文様が遠目には霞に溶けるような、ふわりとした繊細さをたたえています。
色彩のやわらかな変化と少しこすれた上下のフサのほかには傷みもなく使い込まれた風合いも感じませんが、毛並みはよくほぐれてしっとりと馴染みあい、撫でるとビロウドを思わせる滑らかな手触りです。ぺたりと薄手ながらも織りの密度がボリュームを生み、全体にはしなやかな質感の中にしっかりとした弾力と糸の重みを感じます。
フローリングのラグとしてはもちろん、和室の畳にもよく馴染む一枚。大自然から生まれた文様の繊細な色と形に敬意を感じる、美しいアバデの絨毯です。

ちらちらと瞬くモチーフの硬質なきらめきは、ガラスや宝石をふとかすめる光の反射を思わせます。細かな直線が第一印象を支配する花や星や記号はえんじのダイヤの中でくっきりと艶やかに輪郭を際立たせ、外縁のグレーの霧にゆらりと溶け入るように浮かびます。
イランは中南部、イスファハーンのとシーラーズの間に位置するアバデという小さな町で織られたマハリ織りペルシャ絨毯です。下絵を元に織られる工房織りに対して伝承を継ぎながら家庭で織られるペルシャ絨毯をマハリ織りと呼びますが、アバデの絨毯はその織りの堅牢さと丈夫な性質に定評があります。大きな6角形のフィールドと小さな幾何学的なメダリオンを特徴とするこの「ヘイバトルー模様」はカシュガイ族の影響により生まれたもので、遊牧生活を物語る美しい伝承模様の一つです。
1980年代に織られたこの絨毯もアバデ絨毯の堅牢な織りを継承し、コットンのたて糸に腰のあるウールを密に詰め、強い地の構成に濃くなめらかな毛並みをたたえています。

品番  cb15727
品名  ペルシャ絨毯(オールド)
サイズ  約145×110cm 厚さ 1cm弱
 (フサは含みません) 
素材  ウール、たて糸コットン 
原産国  イラン・アバデ
価格  SOLD





■販売者/(有)クラフトワーク   ホームページ店: 0565-54-9019   実店舗(名古屋市): 052-763-2656

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