家庭織りギャッベ&キリム クラフトワーク 
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*  ファイン・ギャッベ絨毯 「夜への前奏曲」 *
押し合いながら上を向いた糸は腰のある弾力が実際よりも厚みを感じさせ、歩いても座ってもやんわりとしたクッションに迎えられます。堅牢な織り地は端をつかんで持ち上げてみるとずしりと重く、しなやかな質感がぺたりと床によく落ち着きます。
左右の端はベージュと茶ベージュの糸で縞々にかがられ、四つ端にはカラフルなボンボンが飾られています。上下の端は平織部分を表側に畳んで毛足の際で縫い止め、左右2辺の裏面には人工皮の帯が取り付けられています。
玄関マットやソファーの足元にはもちろん、ヨガや瞑想もゆったりできる飾りラグとしても。夢幻の世界につい見とれてしまいそうになる、絵画を思わせるファイン・ギャッベ絨毯です。

くっきりと輪郭を刻む小さな花やラクダが、ころころと並びきらめく羊毛のベージュに、静かに漂う深いこげ茶。
明瞭で軽やかな枠模様に守られた内側は一転、遠く近く揺れるメリーゴーラウンドの光が尾を引く、霧めいて幻想的な夜に包まれています。褐色の羊毛色を集めた色彩は茶やグレーのとりどりの糸色を細やかに入り混ぜ、ときに点描で層を入れ替えながら、艶やかなこげ茶からほの青いブルーグレー、光を感じる淡い栗色まで、空気のようなグラデーションを湛えています。
枠模様では小さな方形の多くを染め糸で塗り詰め、ヤギや女の子、小さな花をよりぱっちりと浮かびあがらせるモチーフは、内側では面よりも細い線を、花よりも星めいた小さな点を多用して、霧に半ば溶け込むような、儚げな輪郭を瞬かせています。
1平方センチあたり12目を少し超える織り目の中に詰め込まれた細い糸は密集して充実したボリュームを生み、ほっこりとした手ごたえを与えます。

品番  cg16595
品名  ギャッベ絨毯(ファイン)
サイズ  約136×85cm 厚さ 約1.5p
素材  ウール
原産国  イラン・カシュガイ族
価格 SOLD



人口皮の帯
側面裏側には人工皮の帯をつけました。
(絨毯の補強のためのものです。)

 ※上の写真のギャッベ絨毯は
 販売商品とは別のギャッベです。
         

■ファイン・ギャッベについて

細かなモチーフに、つやの良いなめらかな毛並み。ふかふかとした厚みが身上の通常のギャッベに比べ、見た目も質感も繊細なこの種のギャッベは、いわゆる「ファイン・ギャッベ(リーズバフ)」と呼ばれるものです。
ファイン・ギャッベには細く上質なウールが使用され、織りの密度は通常のギャッベの4〜5倍以上と細かく、ペルシャ絨毯に近いものです。通常のギャッベでは1つの織り目に2本の糸を織り込むのに対し、1つの目に対し1本の糸を縛るためより細かな仕上がりとなり、手間もかかるため仕入価格も3倍程度となっています。日本では販売会社によって名前のつけられたものをよく見かけますが、現地の仕入の時点では単に「細かい織り(リーズバフ)」と呼ばれます。
毛の一本一本が目立たない均一な表面はするりとなめらかで、細かなモチーフがきれいに浮かび上がります。モチーフの輪郭を美しく出すために多くは薄めに刈り込まれますが、毛足が密なので歩くとやわらかな弾力があり、軽やかな見た目からは思いがけないほど重く、床に吸い付くように収まります。全体の質感はしなやかで、薄手のものはくにゃりと折りたためるほどです。薄いものはもとより厚手のタイプでも遊び毛は非常に少なく、使い始めからほとんど気になりません。ギャッベの豊かな色彩と自由なモチーフ、ペルシャ絨毯の繊細さと上質さという、両方の特徴を併せ持った絨毯です。
 



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■販売者/(有)クラフトワーク   ホームページ店: 0565-54-9019   実店舗(名古屋市): 052-763-2656

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