* ファイン・ギャッベ絨毯 「糸とこころのレシピ」 *
|
||||||||||||||||
細くやわらかな毛足はそれぞれのまとまりをよく残し、細かな粒のように表面に顔を出しています。1平方センチ辺り約16目のペースで緊密に織り込まれた糸は斜め上を向いて立ち上がり、重なり合いながらほっこりとした手ごたえをたたえています。染め色によって僅かに風合いの異なる毛足は手ざわりにバリエーションを生み、毛並みを撫でるとそこここでほっこりと、意外な起伏が楽しめます。毛足はモチーフの輪郭をきれいに切り出しながらすっきりと短く刈り込まれていますが、詰んだ糸の密度が重みとボリュームを生み、踏むとしっとりとしたクッションを感じます。 左右の端は濃淡の赤で縞々にかがられ、四つ端にはカラフルなボンボンが飾られています。上下の端は平織部分を表側に畳んで毛足の際で縫い止め、裏面は平らな仕上がりになっています。 ソファーの足元や飾りラグ、大きく見応えのある玄関マットとしても。色使いに冴えた感性を見せる、絵画のようなギャッベ絨毯です。 |
陽に映えて明々と照る赤は鮮やかにもほんのりと、羊毛の茶の渋みを透かしています。枠色に囲まれた大小の方形の重なりはそれぞれの色彩が躍るようなコントラストを描き、太陽の赤をしのぐほどにくっきりと、リズミカルな明暗を披露しています。
|
|||||||||||||||
細かなモチーフに、つやの良いなめらかな毛並み。ふかふかとした厚みが身上の通常のギャッベに比べ、見た目も質感も繊細なこの種のギャッベは、いわゆる「ファイン・ギャッベ(リーズバフ)」と呼ばれるものです。 |
Copyright © Craftwork Co.,Ltd. All Rights Reserved