砂漠の植物の根や葉を乾かし、煮出して染めるギャッベの糸。カシュガイ族の染め色は殊に鮮やかで、自然の恵みの豊かさに圧倒されます。 地層のように重なる赤、青、緑、黄、そしてその中間色のバリエーション。個性豊かな色彩は時に混ざりあいながらもお互いを引き立てあい、くっきりとした縞模様を描いています。 角度によってはマットな油絵の具を重ねたようなこくのある色彩は、光にかざすと淡色部分がより映えて明るくシャープな表情が顔を出します。先のほどけた毛足はふかりと流れ、押すとやんわりと沈みます。